A2B3(含cisAB)A1赤血球A1赤血球A1赤血球B赤血球A1赤血球616900000006000東京都医学検査 Vol. 53 No. 1BmABmAB3B3A3A2BBxA3BBelAel※寒冷凝集素が存在する場合室温(25℃)4℃4+4+2+w+B赤血球O赤血球or血液型キメラ6%ウラが弱い15%血清中の抗A、抗Bは、低温域で反応性が強くなるため、反応温度を下げて判定すると効果的であるただし・・・・反応温度を下げすぎると、寒冷凝集素(冷式自己抗体)の影響を受けやすくなるため注意が必要亜型66%3828248651111B(A)5%病気による抗原減弱4%para-Bombay1%A2B3(含cisAB)3%反応時間の延長血漿(血清)量を増やすB赤血球との反応が確認され、O型と判定オモテ検査・ウラ検査不一致の症例O型赤血球で吸収後4℃4+3+B赤血球2+O赤血球4+2+ウラ検査A1赤血球B赤血球判定4+w+保留ウラ検査・低(無)グロブリン血症・新生児、乳児、老人・溶血反応(溶血を非凝集と誤認)・高い室温での検査(反応の弱化)・抗A、抗Bの減弱15~30分4+2+4滴4+2+オモテ検査抗A抗B判定原因は?オモテ検査・亜型(抗原の減少)・疾病による後天的な抗原の減少・疾病による血清中型物質の増加・被検血球浮遊液の濃度調整不良・抗血清試薬の劣化直後判定後、室温で15分~30分反応させ再度判定する直後4+w+O赤血球2滴4+B赤血球w+O赤血球ABO亜型検査(内訳)検査結果亜型para-Bombay病気による抗原減弱B(A)ウラが弱い血液型キメラその他合計O型合計1132510170反応温度の変更図7 清)量の増加,反応温度を下げる(冷やす)等で改善される可能性があるため,追加検査を実施することはとても有用です。追加検査を実施する場合は,抗A,抗Bによる反応以外の反応(冷式抗体や連銭形成など)と区別するために,必ずO型赤血球を追加して陰性対照として同時に検査する必要があります。なお,反応温度を下げることで寒冷凝集素の影響を受け,A1赤血球,B赤血球,O赤血球すべてと凝集してしまう場合があります。その場合は,O型赤血球を用いて寒冷凝集素図4 図5 図6
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