東京都臨床検査53巻1号
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クがあるため,不要な刺激は続けず途中でやめなければならないとの意見も出ている。 小児の脳波検査で各賦活によるてんかん性放電の誘発率は,睡眠で21.6%,光刺激で6.5%,過東京都医学検査 Vol. 53 No. 1図3 PS(光刺激賦活)14Hz図4 PS(光刺激賦活)16Hzできた。課題点は,痙攣発作は技師一人で対処できないため大発作が起こる可能性がある場合は,痙攣が起こったときに補佐としてすぐ対処できるよう近くに応援スタッフを配備して行うこと。また最近は患者安全の観点から,賦活中にてんかん性放電が頻発する場合は痙攣発作を惹起するリス5.小児をめぐる脳波検査と医療のかたち63

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