東京都臨床検査53巻1号
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いいlliAlliA↓↓lliAlliAlliAlliAlliAlliA東京都医学検査 Vol. 53 No. 1 .devreserllnefreW©.devreserllnefreW©ynoynoynoanretnroF.laitnedifnoC.devresersthgirnefreW©esuynoanretnroF.laitnedifnoC.devresersthgirnefreW©esuynoanretnroF.laitnedifnoCesuynoanretnroF.laitnedifnoCesuynoesuanretnroF.laitnedifnoC.devreserllnefreW©ynoesuanretnroF.laitnedifnoC.devreserllnefreW©esuroF.laitnedifnoC.devresersthgirllnefreW©anretnesuroF.laitnedifnoC.devresersthgirllnefreW©anretn•小さな街の病院が大都市の総合病院と同じレベルの検査を実施するのは合理的ではな•そのため、「臨機応変」が求められる1517192116182022Presentation titlePresentation titlePresentation titlePresentation titlePresentation titlePresentation titlePresentation titlePresentation titlesthgirsthgirllsthgirsthgirll84医療システムの違いから米国はスタンダード化がしやすい下地があるが、日本ではより「臨機応変」が求められる•米国の病院は中央集約化されているため、平均的に日本より規模が大き•日本の病院は様々な規模・地域をカバーする必要があるため、統一した検査基準を作るのが難しい•上記の理由から米国の方が検査のスタンダード化がしやすい。•日本の検査現場の方が臨機応変を求められる•ワシントン州の真ん中あたりにある人口約5万人(当時)程度の市•農業が盛んな「田舎町」•1990年~1998年まで在住(2010年位までは時折訪問)•2つの総合病院(Memorial HospitalとProvidence Medical Center)とその傘下のクリニック•臨床検査室は上記の2病院とLabCorp(大手検査センター)のみ性善説:人々は本質的に善である。なので、その善を強めることによって自身と周りをさらに良くしていきましょう•日本の臨床検査技師の勉強会の実施数と自発的な参加率が高い•平均的な検査技師の意識が高く、勉強熱心•アメリカでは臨床検査技師の資格を保持するには大体1年辺り~12時間相当のC.E. (continuous education) creditsが必要(州によって違いあり)•一般的に検査技師の向上意欲は日本と比べ低いと感じる。•スーバーバイザーレベルを目指す人、意識の高い人でもなければ業務外の勉強はしない(逆に上を目指す人の向上意欲はすごいものがある)•そういった人達は、個人のレベルでも論文発表数が多い•1946年に病理学および臨床検査医学におけるベストプラクティスを育成し、推進するために設立•1949年にCAPサーベイを開始•スタンダード化の推進•外部精度管理を提供することにより、SOPを見直す機会を作る•All Common Checklist等、様々な標準化ツールやガイドを提供•日本では性善説的な考えをベースに仕事を管理でき、個々の技師の判断に委ねられる•ものづくりの精神・職人気質•和の精神•基本、日本人は現場の雇用者であっても自発的に改善活動に参加してくれる•一般常識の意識が強い•付加価値(追加検査・コメント等)がある検査結果を返しても見返りは変わらない•欧米は性悪説的な考え方がベースにあり、個々の技師に判断を委ねられない•相手の善意にただ乗りすることはできない•人間はミスをするものという前提でルールを作る•人々は違った価値観がある注:日本は単一民族国家ではないが単一民族性の強い社会(言語・島国・無宗教等)と考えられるアメリカの方が多文化・多人種・多宗教の国なので、みんな違う価値観を持っていることが前提となる•多数の当たり前・常識があり、統一は難しい•性善説が通じない性悪説:人々は本質的に悪(弱い存在)である。なので、悪(弱さ)を努力・教育により克服していきましょう•臨機応変vs スタンダード化•“性善説”?vs “性悪説”?•責任の所在について“性善説”?vs “性悪説”?単一民族性vs 多民族性臨機応変vs スタンダード化体験談(Yakima, Washington)“性善説”?vs “性悪説”?体験談(日本の“性善説”?の良さ)CAP(College of American Pathologists)臨床検査現場での考え方の違い

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