東京都臨床検査53巻2号_2
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273本誌掲載記事,写真,図,グラフ,イラスト等の無断複写(コピー)複製(転載)を禁じます。■編集委員学術部統括部長 会誌編集主幹学術部長(編集担当)浅野 直仁学術部長(研究班担当)堀口 新悟(東京慈恵会医科大学附属病院)学術次長学術次長編集長(免疫血清)委員(輸血)委員(化学)渡部 芽以(東京科学大学病院)委員(情報システム)村松 翔太(慶應義塾大学病院)委員(一般)委員(生理)委員(病理)委員(公衆衛生)委員(血液)委員(微生物)委員(遺伝子・染色体)谷古宇利樹(東京都済生会中央病院)常任委員学術担当副会長近藤 昌知(府中恵仁会病院)(東京女子医科大学附属 足立医療センター)本間慎太郎(杏林大学医学部付属病院)(国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター)長島 恵子大竹 千晶(地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立大塚病院)永沼 真一(日本赤十字社関東甲信越ブロック 血液センター)須藤由美子(杏林大学医学部付属病院)市川  篤(東京女子医科大学病院)奥山 力也(NTT東日本関東病院)坂田英莉子(江戸川区医師会医療検査センター)由利麻衣子(順天堂大学医学部附属順天堂医院)(独立行政法人国立病院機構 小林 昌弘東京医療センター)平木 一嘉山方 純子(慶應義塾大学病院) 「Hey Siri,明日の天気は?」「Alexa,音楽をかけて」などなど,皆様も一度は使ったことがあるのではないでしょうか。恐らく,多くの方がこうした音声アシスタントを通じて初めてAIと触れ合ったことでしょう。私もその一人で,最初は少し照れくさく話しかけていたものです(いつの間にか真夜中の相談相手になっていましたが)。こうした音声アシスタントも,自然言語処理や音声認識,機械学習を組み合わせた立派なAIの一つです。それから10年余り。AI技術は目覚ましい発展を遂げ,現在ではChatGPTやGemini,Claudeなど「生成AI」と呼ばれる,従来の機能に加えて「創造性」を備えた高性能AIが広く普及し,誰もが気軽に活用できる時代となりました。 さて,今回の特集では情報システム研究班より「業界を取り巻く情報システム」と題し,「病院施設に関連するシステム」と「当技師会を取り巻くシステム」を中心に医療のシステム化・オンライン化についてご紹介いたしました。1980年代に診療情報の電子化を目指す電子カルテの概念が登場し,LISの開発も本格化しました。現在では当然のように利用しているHISやLISも,実は導入からまだ40~50年程度の歴史しかありません。 当技師会においては,研修会のオンデマンド配信の開始や代議員選挙の電子システム導入の検討など,積極的なシステム化を進めています。オンデマンド配信により研修会への参加障壁が低くなり,当日参加できない方々も研修内容を視聴できるようになりました。また,代議員選挙の電子システム導入は,投票手続きの簡素化やコスト削減だけでなく,開票作業の効率化にも大きく貢献します。今後も当技師会のデジタル化が進み,会員の皆様がより活動しやすい環境が整うことを期待しています。 最後に,本号が発刊されるころは梅雨の季節を迎え,夏本番を前にした蒸し暑い日々が続いていることと思います。会員の皆様が健康に留意され,日々の業務でご活躍されることを心よりお祈り申し上げます。また,本特集が医療現場におけるシステム化について考える一助となれば幸いです。(情報システム研究班 村松翔太)東京都医学検査 Vol. 53 No. 2 発 行 所 公益社団法人東京都臨床検査技師会〒102-0073東京都千代田区九段北4丁目1番5号市ヶ谷法曹ビル405号電話(03)3239-7961FAX(03)3556-9077発 行 者 原田 典明編集責任者 近藤 昌知製作・印刷所株式会社 杏林舍東京都医学検査Vol. 53 No. 22025年6月1日発行

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