標東京都医学検査 Vol. 53 No. 2A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E A・B・C・D・E 〔評価基準〕超音波検査(腹部)一般目標足関節上腕血圧比(ABI)検査一般目標運動誘発電位検査体性感覚誘発電位検査評価評価点数A 90点以上B 80~89点C 70~79点D 60~69点E 59点以下できる検査中の容態急変に備えた観察・行動について説明できる腹部超音波検査の一般的な目的を説明できる検査中の体位変換と呼吸の指示が説明できる超音波の基本的性質が説明できる行動目検査中の一般的な注意事項が説明できる各種測定モードの特徴と検査対象臓器が説明できるプローブの持ち方など器機取り扱いの注意点が説明できる腹部超音波検査を対象とする代表的疾患の概要と検査結果の特徴を説明できる検査中の容態急変に備えた観察・行動について説明できるABI検査の一般的な目的を説明できる検査中の一般的な注意事項が説明できるABI検査を対象とする代表的疾患の概要と検査結果の特徴を説明できる検査中の容態急変に備えた観察・行動について説明できるABI検査の禁忌を説明できる行動目標運動誘発電位検査の一般的な目的を説明できる検査中の一般的な注意事項が説明できる体性感覚誘発電位検査の一般的な目的を説明できる検査中の一般的な注意事項が説明できる総合評価非常に優れている優れている普通努力を要すかなりの努力を要する行動目標評価行動目標評価実技評価他の学生に教えられるすべて自分でできるひと言ヒントがあれば自分でできる模範を見せてもらえればその通りに出来る全てを一緒にやってもらえれば出来る臨地実習ガイドライン2021教育ガイドライン様式8より引用一般目標評価一般目標評価3. 実施させることが望ましい行為:生理学的検査該当項目なし4. 見学させることが望ましい行為:生理学的検査判読を指導した後,実際の患者に対して見学,患者呼び込み,患者確認,検査説明,四肢電極装着,胸部電極装着といったそれぞれのステップごとに段階を経て実施している。それぞれのステップごとに実習指導者が評価基準書を参考に評価を行い,患者に施行できるか判断し進めている。 患者選択は,状態が悪い患者や,意思疎通がとれない患者は除いている場合が多く,実習生が女性の場合は,基本全例を対象にし,実習生が男性の場合は,男性のみを対象に見学,検査を実施している施設もある。3)肺機能検査(スパイロメトリー) 実習生やスタッフを被験者とし,肺機能検査の原理,声かけ,装置操作を実習した後,見学,患者呼び込み,患者確認,検査説明,装置操作,声かけといったそれぞれのステップごとに段階を経表2 評価基準書(生理学的検査を抜粋)(続き)める必要がある。厚生労働省より院内掲示のみの場合,必ずしも患者がそれを視認するとは限らず,同意の意思を確認することも困難であるため,口答または文書での同意の確認を得ることとし,同意後でも患者は撤回する権利がある旨も併せて説明することと公表されている3)。 以前から,見学や実習を快諾する患者がいる反面,患者の状態や検査内容によっては,同意を得ることが難しいケースも散見される。このため,ルーチン検査の中で実習を進める際には,患者選択が難しい場合があり,指導者の負担が大きくなるため,施設全体でのバックアップも必要不可欠である。2)標準12誘導心電図検査 実習生同士やスタッフを被験者とし,基本的な心電図の原理,心電図検査の電極装着方法や波形144
元のページ ../index.html#20