-ACTH-東京都医学検査 Vol. 53 No. 2日本内分泌学会HP 232527日本内分泌学会HP 29242628302.53.8N=10N=38Osorio JC. et al. Ann Oncol28(3):583-589, 2017後葉はインタクトPD-1抗体で多い下垂体炎(%)CTLA-4抗体PD-1抗体PD-L1抗体東大病院(n=373)2014/4/1~2020/6/1Ipi1(12.5%)副腎と甲状腺系CTLA-4抗体で多いICIによる内分泌障害の頻度をメタ解析で検証PubMedでサーチ、38のRCTs(n=7551)log-odds random effects modelsを使用イピリムマブニボルマブペンブロリズマブアベルマブアテゾリズマブデュルバルマブPD-1+CTLA4抗体ManakaK.中枢性副腎皮質機能低下症Manaka K. et al. SciRep. 11(1):11617, 2021Barroso-Sousa R. et al. JAMA Oncol4(2):173-182, 2018Manaka K. et al. SciRep. 11(1):11617, 2021 を参考に発表者作成非肺小細胞がんに対するペムブロリズマブ治療の前向き検討Kaplan-Meier法で解析(n=48) 甲状腺機能障害をきたした群でOSが延長視床下部ホルモン放出ホルモン下垂体前葉ホルモンACTHTSHGH副腎甲状腺コルチゾールFT4, FT3IGF-Iエストロジェンテストステロン1人/900万人Gd(+)下垂体腫大ACTH+他の下垂体ホルモンも低下24% (6/25)3.81.77.06% (10/167)3.23.929% (7/24)13.28.0下垂体irAE13人(3.5%)2/15(13%)227人116人ACTH単独欠損パターンCRH,TRHGRH,GnRH下垂体炎パターンICIによる下垂体irAEここから下垂体irAEの話168ペムブロリズマブによる甲状腺機能障害とOS倦怠感、食欲不振、体重減少低Na血症、好酸球増多、低血糖甲状腺機能障害低下症(%)中毒症(%)KobayashiT.etal.KobayashiT.etal.JImmunotherapyCancerJImmunotherapyCancer8:e000779, 20202020;8:e0007790.6Nivo2(0.9%)Pembro3(2.6%)ACTH単独欠損パターン視床下部CRH下垂体副腎コルチゾール末梢組織3.81.18.0Ipi+Nivo7(29%)24人8人下垂体炎パターンACTH↓→コルチゾール↓下垂体irAEには2種類ある(自験例)ICIによる下垂体irAEs:東大病院における後ろ向き解析下垂体機能低下症とは副腎皮質機能低下症とは視床下部・下垂体・副腎軸ICIによる下垂体機能低下症・甲状腺機能障害視床下部ホルモン抑制ホルモンドーパミンソマトスタチンLHFSHプロラクチンADH下垂体後葉ホルモン性腺乳腺4~7人/10万人(日本人に多い)Gd(-)下垂体正常にみえるACTHのみ低下
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