定性定性0東京都医学検査 Vol. 53 No. 2FCM結果陽性陰性合計陽性144144陰性43227553187合計576275533315-9/HPF以上を陽性とした場合感度:79.8%特異度:95.2%陽性一致率:81.7%陰性一致率:94.6%10^5/ml以上を陽性とした場合感度:25%特異度:100%陽性一致率:100%陰性一致率:86.4%高蛋白尿(500mg/dl以上)高ブドウ糖尿(SGLP2阻害薬使用時)や高比重尿尿中トリプシンインヒビターの存在抗菌薬投与の影響(ゲンタマイシン、セファレキシン、テトラサイクリン等)FCM結果陽性陰性合計陽性562126688陰性14225012643合計70426273331染色液を入れる際は混和時に必要以上に混和しない(有形成分が壊れない程度に)複雑性尿路感染症ではE. coli以外のGNRやEnterococcusspp.が多くなる。FCM白血球数13カバーグラスは18×18mmを使用し、気泡を入れないように注意する。尿を赤色に着色する薬剤(フェナゾピリジン等)天理よろづ相談所病院2014年データ天理よろづ相談所病院2014年データ182グラム染色にて菌検出(尿培養にて10^4CFU/ml以上)画像検査(超音波、CT、膀胱造影など)偽偽陰陰性性膀胱貯留の短い尿(4時間以内)亜硝酸還元能のない菌硝酸塩の減少(嘔吐、空腹時等)アスコルビン酸の影響☞偽陰性が多い☞陽性の時は必ず菌がいる☞臨床経過による分類(排尿痛、発熱などの有無)☞感染部位による分類☞基礎疾患の有無・性別による分類☞細菌尿をスクリーニングする項目☞グリース反応を用い尿中の硝酸塩を亜硝酸塩に還元する反応を見る。☞感度は亜硝酸ナトリウムとして0.03〜0.15mg/dl(大腸菌で換算すると10^5CFU/ml)「単純性」と「複雑性」尿試験紙法:白血球エステラーゼ活性尿試験紙法における検査性能〜白血球エステラーゼと尿中白血球数の比較〜尿沈渣標本作製の手順と注意点【④鏡検】速やかに積載量・・・15μl積載量15μl7μl15μl30μl偽偽陽陽性性採尿時の外陰部の汚れの混入ホルムアルデヒド(尿保存剤)の混入ニトロフラントイン(抗菌薬)急性尿路感染症、慢性尿路感染症上部尿路感染症・・・腎盂腎炎、腎膿瘍など下部尿路感染症・・・膀胱炎、前立腺炎、尿道炎など単純性尿路感染症、複雑性尿路感染症【尿路感染症診断の流れ】臨床症状排排尿尿障障害害、、背背部部叩叩打打痛痛、、((発発熱熱))ななどど尿一般検査膿膿尿尿((WBC 5個個/HPF))、、細細菌菌尿尿((++))微生物検査尿路感染症診断抗菌薬投与・原因追及尿路感染症患者のほとんどが微生物検査まで依頼されない!尿一般検査のステップで可能な限り適切な診断に貢献する必要がある!10亜硝酸還元能を有さない細菌Enterococcussp.Staphylococcus saprophyticusAcinetobactersp.(P. aeruginosa)偽偽陽陽性性☞膿尿をスクリーニングする項目☞感度は白血球として10〜25個/μl(5〜10個/HPF)☞主に好中球・単球系に強い活性を示す。(リンパ球や好酸球は活性を示さない)尿路感染症の分類尿路感染症診断における尿一般検査の役割尿路感染症は臨床症状が最も重要!(検査データよりも・・・)尿試験紙法:亜硝酸塩尿試験紙法における検査性能〜亜硝酸塩反応とFCM細菌数の比較〜7μl15μl30μl偽偽陰陰性性☞偽陰性偽陽性ともに存在健康な(合併症の無い)妊娠していない若い女性のUTI145%
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