シュウ酸Ca結晶(ビスケット状)☞EDTA加生理食塩水を尿沈渣に5-10ml程度加え再遠心し、鏡検する。☞酢酸およびNaOHをカバーガラス横から添加する。【JAID/JSCガイドライン】①フルオロキノロン系薬②経口セフェム系薬尿路感染症を示唆する徴候や症状がなく、尿培養で2回連続同一微生物の検出(≧10^5CFU/mL)※男性の場合は1回、カテーテル採取尿の場合も1回(≧10^2CFU/mL)☞ASBに膿尿を伴う割合健康な女性:1.0-8.6%、妊婦1.9-9.5%、糖尿病患者0.7-16%、70歳以上高齢者3.6-19%、介護施設入所者15-50% カテーテル留置患者(長期)ほぼ100% 蟯虫ビルハルツ住血吸虫卵糞線虫尿尿定定性性項項目目色調混濁pH蛋白糖検検査査結結果果麦わら色有6.5(1+)(2+)ウロビリノゲン(+/-)Normalケトン体ビリルビン潜血反応白血球反応亜硝酸塩反応(+/-)(-)(2+)(3+)(1+)尿尿沈沈渣渣項項目目検検査査結結果果WBCRBC扁平上皮尿路上皮細菌≥100/HPF50-99/HPF1-4/HPF1-4/HPF(1+)球菌真菌複数菌感染か〜。。。しかもESBL(・・;)クラビットか〜また〜桿菌トリコモナス原虫60代、女性、基礎疾患:糖尿病主訴:悪寒戦慄を伴う発熱BT 38.5ºC、末梢ルートと尿カテーテル挿入中【微生物検査データ】K. pneumoniae(ESBL産生)10^7CFU/mLE. faecalis10^4CFU/mL184東京都医学検査 Vol. 53 No. 2×400細菌類の記載①(−):0個から数視野に散在②(1+):各視野にみられる③(2+):多数あるいは集塊状に散在④(3+):無数10^4CFU/ml=5個/HPF尿路感染症???(細菌尿やし、、、、一応ロセフィン(CTRX)出しとくか・・・)ディフ・クイック染色【迅速ギムザ染色】無晶性塩類【結晶および塩類との鑑別方法】尿沈渣における(1+)は10^4-10^5 CFU/mLに相当(およそ5個/HPF)10^9CFU/ml薬剤性によるアレルギー(ペニシリン系抗菌薬や非ステロイド性の抗炎症剤など)が主な原因【細菌】【真菌】【原虫】治療薬はST合剤静注第3世代セフェム系薬【定義】尿路感染症特有症状のない「無症候性細菌尿」では(妊婦や泌尿器科処置前を除いて)抗菌薬投与は推奨されない!ST合剤、セフェム系剤は自然耐性!治療薬はペニシリン系剤間質性腎炎尿沈渣検査における細菌および寄生虫尿沈渣検査における細菌類の報告形式本症例は本当に尿路感染症でしょうか?細菌類と間違えやすい成分尿路感染症の治療薬大腸菌尿路感染症(グラム染色)腸球菌尿路感染症(グラム染色)無症候性細菌尿(ASB: Asymptomatic Bacteriuira)GNR 約約70%GPC 約約10%
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