1211-東京都医学検査 Vol. 53 No. 2 523121352度異度特異特び=◆よ度お感=度●感度感αスキャッタ25º以下性別度感Kim SY, et al. J Clin Microbiol 2018; 56: e02004-17.Thomas M, et al. N EnglJ Med 2013; 369: 1883-91.DonnenbergMS. N EnglJ Med 2013; 369: 1959-60.Nakamura A, et al. PLoSONE 2020. 15: e0227257.尿尿定定性性項項目目色調混濁pH蛋白糖検検査査結結果果麦わら色有6.0(+/-)(-)ウロビリノゲン(+/-)Normalケトン体ビリルビン潜血反応白血球反応亜硝酸塩反応(+/-)(-)(1+)(3+)(-)尿尿沈沈渣渣項項目目検検査査結結果果WBCRBC尿路上皮細菌30-49/HPF1-4/HPF1-4/HPF(1+)中村彰宏:第49回近畿医学検査学会.京都. 20094850【FCM scattergramのみの単変量】AUC=0.841SE=0.780SP=0.7615230代、女性、基礎疾患:なし主訴:発熱(38.3ºC)、咳嗽【微生物検査データ】培養陰性度度感感1-特異度1ー特異度1ー特異度予測値YVariablesRegressioncoefficient β3.331SE (β)P valueOR (95% CI)-α (constant)0.4720.762<0.0010.00335(0.00075-0.01491)Area I+II / all areas-5.6990.335<0.0010.32449(0.16836-0.62540)0.1400.0020.64025(0.48651-0.84258)-1.126-0.446NitriteSex1.1230.1335.40018(0.59732-48.8210)Ketones1.686件数桿菌球菌不明一致率3153183.855.6100.0100.0100.0100.066.750.0100.00標標準準誤誤差差P値値-0.4720.762<0.0010.335<0.0010.1401.1230.0020.133AUC=0.873SE=0.867 (validation group=0.840)SP=0.775 (validation group=0.760)尿一般検査で膿尿(+)細菌(+)で返ってきたけど、微生物検査で何も菌が発育してこないんですけど〜・・・(外来やし、一応クラビット出しとくか・・・)1.01.00.90.81.00.90.80.70.60.70.60.50.40.50.40.30.20.10.30.20.10.10.20.30.40.50.60.70.80.91.00.00.20.40.60.81-特異度予測値EY1.00.90.80.70.60.50.40.30.20.10.10.20.30.40.50.60.70.80.91.0187球菌E.coli37Kleb/Enterogroup9Proteusgroup3P.aeruginosa1E.faecalis3S.agalactiae1S.aureus3CNS2α-streptococcus3尿沈渣で『球菌』と判断した際にはグラム染色を実施することで-菌体が明らかに球体であるもの-菌体の縦横比が1:2以上であるものCorynebacteriumsp.11より正確に細菌形態を推定できる。複数菌-連鎖状を示すもの511それ以外のもの・・・不明実施できない場合は『球菌疑い』として報告することが望ましい。不明13GNRGPCGPR【Automated microscopy】尿沈渣鏡検における細菌形態判別能最大限に活用できているか!?【方法】尿沈渣鏡検初心者(学生)が顕微鏡下における細菌形態を判別【対象】培養法にて10^4以上発育した計77検体起炎菌グラム染色形態☞中間尿では原則10^4-10^5CFU/mLが有意?☞しかし、GPCはその基準ではPPVが低い51説説明明変変数数回回帰帰係係数数3.331-5.699-1.126亜硝酸塩ケトン体-0.4461.686X = 3.331 –5.699×(スキャッタ25º)–1.126×(性別)–0.446×(亜硝酸塩)+ 1.686×(ケトン体)-スキャッタ25º以下率は高くなるほど球菌である確率が低くなる。-性別は男性(0)より女性(1)の方が球菌である確率が低くなる。-亜硝酸塩は高度陽性になればなるほど球菌である確率が低くなる。-ケトン体は高度陽性になればなるほど球菌である確率が高くなる。53FCMによる細菌カウントは陰性的中率が良好FCM-negative(<104CFU/mL)=尿培養検査不要=UTI否定カテーテル尿(真の細菌尿)と中間尿の相違〜GPCは菌量が多い時のみ有意?〜尿中有形成分分析(FCM法または画像処理法)【Flow cytometry】尿定性検査およびフローサイトメトリーを組み合わせた細菌形態鑑別【尿定性とFCM scattergramの多変量】桿菌スキャッタグラム解析結果に患者情報(性別)および亜硝酸塩反応を組み合わせることで細菌形態鑑別能力が向上する!UF-5000のGN/GPフラグの性能多重ロジスティック回帰式の解釈方法
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