95678東京都医学検査 Vol. 53 No. 2Frecuenciamutaciones50-80%15-43%10-15%96-98%72-97%52-59%72-97%47-65%75-94%J AntimicrobChemother2011; 66: 1417–1430Smith T, et al. Curr Top Microbiol Immunol.2013;374:53-80を一部改変し作成抗酸菌検査ガイド2020を引用し作成抗酸菌検査ガイド2020、結核診療ガイドライン2024を引用、一部改変し作成1011JCM May 2018 Volume 56 Issue 5結核治療ガイドライン2024Kekkaku Vol. 95, No. 2 : 79_84, 2020Kekkaku Vol. 98, No. 3 : 127_131, 2023【結果解釈の注意点】XpertMTB/RIFの特異度は100%ではなく、また本邦における初回治療例のRFP耐性は1%と非常に少ない。同検査法の感度95%、特異度98%、RFP耐性率を1%とすると予測陽性正診率は約30%となり、7割程度はRFP感受性である。191結結核核菌菌のの薬薬剤剤耐耐性性機機序序薬薬剤剤感感受受性性試試験験のの方方法法表表現現型型薬薬剤剤感感受受性性試試験験のの種種類類遺遺伝伝子子型型薬薬剤剤感感受受性性試試験験のの種種類類約4週間2~3週間STC呈色による比率法7日微量液体希釈法自動検出機による判定(比率法)試験培地法(比率法)4~12日7日4~21日自動検出機による判定(比率法)方方法法のの概概要要RFP臨床検体あるいは分離菌を用いたラインプローブアッセイ臨床検体あるいは分離菌を用いたラインプローブアッセイPZA臨床検体あるいは分離菌を用いたラインプローブアッセイRFPモレキュラービーコンを使用したrpoB 遺伝子変異検出rpoB 遺伝子変異、inhA・katG遺伝子変異の検出検検査査法法使使用用培培地地日日数数方方法法のの概概要要36±1℃で培養(比率法)伝子の変異と相関が認められている。 結核菌の薬剤感受性試験は,分離した結核菌を薬剤に曝露させてその発育の有無や程度を評価する表現型試験と,薬剤作用に関連する遺伝子の変異を評価する遺伝子型試験に大別される。なお,RFPについては,低濃度RFP耐性の場合,表現型試験で偽感性となりやすいとされる。また,日本のようにRFP耐性率が低い地域では,遺伝子検査の陽性的中率が必ずしも高くない点に留意する必要がある。INHに対する遺伝子型試験の感度は80%以下であるため,感受性の判断には表現型試験の結果を併用することが望ましい。さらに,PZAは表現型試験の特異度が低く,偽耐性の可能性にも注意が必要である。各検査法は検査特性が異なるため,それぞれの特徴を十分に把握した上で,正確な薬剤感受性試験結果を報告することが重要である。低濃度RFP耐性の場合、表現型試験では偽感性となりやすい【【表表現現型型試試験験】】分離した結核菌を薬剤に曝露させてその発育の有無・程度を評価する方法【【遺遺伝伝子子型型試試験験】】薬剤作用に関連する遺伝子の変異を評価する方法結核菌用感受性一濃度培地(標準法)ビットスペクトル-SRブロスミックMTB‐I1%小川培地STC加小川培地Middlebrook 7H9BACTECMGIT ASTMiddlebrook 7H9結核菌感受性PZA液体培地Middlebrook7H9BACTECMGIT AST(PZA)Middlebrook7H9検検査査法法時時間間対対象象薬薬剤剤ジェノスカラー・Rif TB Ⅱ5~6時間ジェノスカラー・PZA TB 5~6時間ジェノスカラー・INH TB Ⅱ5~6時間INHXpert MTB/RIF「セフィエド」2時間コバスMTBRFP/INH INH、RFPDDiissppuutteedd MMuuttaattiioonnssRRFFPP耐耐性性遺遺伝伝子子検検査査IINNHH耐耐性性遺遺伝伝子子検検査査
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